【公務員面接】公務員に最も求められる資質とは?

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公務員に最も求められる資質とは何だと思いますか。

公務員試験の面接で必ず聞かれるような質問ではありませんが、回答に答えがないと言われる面接試験の中で一定の答えが存在する重要な質問です。

つまり、事前に対策をし、回答を用意しておけば、面接試験当日に直接効果的な数少ないボーナス問題のような問なのです。

今回取り上げる質問は、この記事を参考にぜひ面接本番前に回答を練り上げておくことをおすすめします。

 

そもそも資質と能力の違いとは?

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「公務員に求められる資質は何か?」と「公務員に求められる能力とは何か?」。

この2つの違いが分かりますでしょうか。

一見同じような問に聞こえるかもしれません。

しかし、この二つは似て非なることを問う質問しているのです。

資質と能力は違うのです。

「資質」とは先天的な性質、「能力」とは後天的な性質を指します。

資質は、その人が生まれつき持っている性質のこと。

能力は、環境や教育などによってその人に形成されていく性質のことを指します。

つまり、能力は身に付けられますが、資質は身に付けられるものではないのです。

ただし、今回ご紹介する「公務員に求められる資質は何か?」という質問は、その資質を持っているか否かは問題ではありません。

この質問の意図は、「公務員に求められる資質」を理解しているかを問うものです。

余談ですが、この質問の後に「その公務員に求められる資質をあなたは備えているか」と問われた場合はどう答えるべきでしょうか。

その答えは簡単です。

「備えている」と答えましょう。

そう答えなければ公務員としての適性がないことを表明していることになってしまいます。

先ほどご紹介しましたが、能力は後天的なものであるため採用後にも伸ばすことは出来ます。

しかし、資質は先天的な性質であることから、採用後に伸ばすことはできません。

そのため、「公務員に必要な資質を採用されてから身につけます」という回答は見当違いということになります。

もともと自分に備わっていると回答する必要があるのです。

 

公務員に最も求められる資質とは?

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「公務員に最も求められる資質とは何か?」と問われて皆さんが思い浮かべることはなんでしょうか。

憲法や法律においては、公務員という職業について次のように述べています。

憲法第15条第2項

「全ての公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」

国家公務員法第96条第1項

「全ての職員は、国民全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当たっては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。」

 

憲法や法律では、公務員に求められるものとして、公平性、公正性及び中立性を挙げていると想像できます。

これらは公務員に必要なものとして大前提の要素です。

おそらくこれらの回答をしたとしても不合格とはならないでしょう。

しかし、高評価を得ることができるか疑問です。

特定の個人や団体に肩入れすることは憲法及び法律で禁じられている行為であり、公務員が公平中立であることは当たり前なのです。

これらを束ねるような重要な資質が他にあります。

それは、高い倫理観です。

公務員の多くの仕事は、許認可のみならず一定の裁量権があります。

全体の奉仕者である公務員は、公正な業務遂行ができているか、つまり住民からの信頼にこたえことができているかが重要なのです。

しかし、第三者機関が公務員の多種多様な業務の全てをつぶさに監査することは現実的に困難です。

こうしたことから、公務員には住民から信頼され得るための資質が求められるのです。

それが「高い倫理観」です。

公務員は法律や条例等の決められたルールをもとに仕事をします。

しかし、公務員の仕事は、すべての事案が決められたルールが存在するわけではありません。

公務員が仕事をする中で、もし法律や条例等に定めがない事案に直面した場合に必要になるのが、高い倫理観なのです。

 

また、昨今、公務員による不祥事が与えません。

その多くが公務員としての倫理観の欠如に起因するものです。

こうした不祥事は、国民からの行政に対する信頼を失墜されることにつながります。

国民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務する公務員にとって、国民からの信頼は最も重要です。

そのため、行政機関に勤務する面接官は、国民からの信頼を得られる、高い倫理観を持った受験者を求めているのです。

 

高い倫理観とは?

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倫理とは、行動規範としての道徳観や善悪の基準のことを指します。

公務員における高い倫理観とは、

公務員への社会の期待や信頼にこたえられる行動規範としての道徳観や善悪の基準が高いことを意味します。

では具体的に高い倫理観が発揮される事例をいくつかご紹介します。

・高齢者や妊婦、障がい者には率先して席を譲る。

・業務の利害関係者は友人や親戚に関わらず一線を引く。

・SNSなどの発信は、公人としての影響を常に意識し十分注意をはらう。

・マナーや常識をわきまえた行動をとる。

・休日、勤務時間外など私的な時間の行動にも気を配る。

これらが高い倫理観をもった事例だと言えます。

 

まとめ

「資質」とは先天的な性質、「能力」とは後天的な性質です。

公務員に求められる資質とは、高い倫理観です。

公務員における高い倫理観とは、公務員への社会の期待や信頼にこたえられる行動規範としての道徳観や善悪の基準が高いことを指します。