【最新版2020】延期後の公務員試験日程!併願状況は?

公務員事情
公務員事情

今年度の各種公務員試験は、新型コロナウイルス感染症に係る緊急事態宣言を踏まえ、試験日程を延期させる試験種が出ています。

今回、試験日程を延期した試験種は、主に国家公務員採用試験、東京都庁、東京特別区となっています。

しかし、試験日の延期を決定したものの延期後の試験日程は未定である試験種が多数存在しました。

ゴールが見えない状況から試験に対するメンタルコントロールが非常難しい状況でした。

そのような状況下で、5月26日の緊急事態宣言解除を受けて、ようやく延期後の試験日を決定する試験種が出てきています。

そのため、例年とは大きく異なる試験スケジュールとなっており、スケジュール管理が非常に困難な状況です。

一次試験の開催日が例年と比較すると2〜3か月遅くなっています。

試験日程の延期を行ったことにより、試験日が被ってしまった試験種もあることから、併願先の再検討を強いられる方もいらっしゃることでしょう。

こうした状況を踏まえ、今回、改めて各種公務員試験の延期後の試験日程を反映させたものをアップさせていただきます。

少しでも皆さまの参考になれば幸いです。

当ブログでも随時、最新情報をお伝えする予定ですが、各種試験種のHP等で最新の情報を入手するよう努めてください。(5月30日(土)更新)

【2020年度】公務員採用試験一次試験の日程が決まってきています!-併願について-
12月中旬となり、今年も残りわずかとなりましたね。しかし、焦ることはありません。公務員の中でも特にB日程市役所やC日程市役所は、一次試験に教養試験と論文試験のみを課す自治体が多く、12月や1月から勉強を始めても間に合います。 そんな中...

試験を延期した試験種は、国家総合職、国家専門職 (国税・財務・労基等)、国家一般職、裁判所総合職・一般職、都庁I類B・特別区I類、その他地方自治体です。

また、試験日がまだ確定していない試験については、例年の傾向から予想される一次試験の試験日をご紹介したいと思います。

記事の最後に私の併願状況も参考にご紹介します。

延期後の一次試験の試験日

【決定】6月28日(日) 地方上級A日程

【決定】7月 5日(日) 国家公務員総合職

【決定】7月12日(日) B日程市役所

【決定】7月26日(日) 特別区I類

【決定】7月26日(日) 都庁I類B

【決定】8月 2日(日) 国家公務員専門職 (国税・財務・労基等)

【決定】8月 9日(日) 国家公務員一般職

【決定】8月 9日(日) 裁判所職員(総合職・一般職)

【決定】8月23日(日) 国立大学法人

【決定】9月20日(日) C日程市役所

【決定】9月27日(日) 地方中級

【決定】10月18日(日) D日程市役所

今年の試験日の傾向

公務員採用試験の筆記試験は、ほとんどの試験種で日曜日に行われます。

国家公務員系の試験の延期により、最初に一次試験が開催されるのは、地方上級A日程となりました。6月28日(日)となっています。

地方上級A日程は、当初の発表から日程の変更はされていません。

地方上級が第一志望の方は、当該試験が試験本番一発目になる方もいらっしゃるかと思います。

緊張や慣れない試験の雰囲気に困惑してしまうかもしれませんが、周りを気にせず落ち着いて取り組むこと意識すれば大丈夫です。

地方上級の次の週に開催されるのが、国家公務員総合職であり、7月5日(日)に開催されることになりました。

※4月26日(日)→5月24日(日)→7月5日(日)

国家総合職の志望度が決して高くない方、特に裁判所一般職や国家一般職、地方上級でもこの国家総合職試験を受験する傾向があります。

国家総合職は、比較的早く試験が行われることから、第一志望の試験種の試験練習ということで受験される方が多い印象です。

その次の7月第2週である7月12日(日)に開催されるのがB日程市役所です。

各地の市町村ごとで若干試験日が異なってくることから、注意が必要です。

7月第3週に開催されるのが東京都庁I類Bと特別区I類です。7月26日(日)に行われます。

※5月3 日(日)→7月26日(日)

今年の都庁は、採用人数を大幅に増やしました。試験の申込は6月2日(火)までとなっています。受験を検討されている方は早々に申込手続きをしましょう。

https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/saiyou2020/info_1.pdf

都庁の1週間後に国家公務員専門職(国税・財務・労基)があります。

今年は、 8月 2日(日)に決まりました。

※国家専門職 6月7日(日)→8月2日(日)

国家一般職や地方上級、BC日程市役所を受験する方の併願先の1つになりますのが、国家専門職です。

国家専門職が第一希望の方は言うまでなく受験されますが、この試験の志望度が決して高くない方も、第一志望の試験種の試験練習ということで受験されるケースが多い印象です。

国家専門職の次の週にあるのが、裁判所総合職・一般職の試験と国家公務員一般職です。

今年は、 8月 9日(日)に決まりました。

※裁判所 5月9日(日)→8月9日(日)

※国家専門職 6月7日(日)→8月2日(日)

今年は裁判所一般職と国家一般職の試験日程が重複してしまいました。

試験担当者には試験日の重複を極力避けて欲しかったところです。

例年、この2つの試験種は試験日程が異なることから、併願される傾向にあります。

また、裁判所一般職も国家一般職も同じ国家公務員あり、地方公務員よりも専門性の高い分野で働く公務員です。

そのため、この2つの試験種が第一志望、第二志望と並ぶ方もいらっしゃいます。

裁判所一般職と国家一般職の両方を受験される予定だった方は、どちらを受験するか選ぶ必要があります。

国家専門職や地方上級、BC日程市役所を受験する方の併願先の1つになるのが、この裁判所一般職と国家一般職です。

裁判所や国家一般職が第一希望の方は言うまでなく受験されますが、これらの試験種の志望度が決して高くない方も、第一志望の試験種の試験練習ということで受験されるケースが多い印象です。

裁判所と国家一般職の2週間後にあるのが、国公立大学法人であり、8月23日(日)に行われます。

今年は6月から10月にかけて公務員試験のオンパレードとなります。

特に8月という真夏の時期において、毎週日曜日には試験があるという状態が続きます。

体調管理には十分気を付けてください。

C日程市役所の試験日は、 9月20日(日)に行われることが決定しています。

第一志望の市役所がC日程で行われる場合、3月、4月から勉強を始めても余裕があるでしょう。

C日程市役所の1か月後に試験がありますのが、D日程市役所 です。

今年は、10月18日(日) に行われることが決定しています。

※国家公務員試験や都庁・特別区の一次試験が延期したことにより、これらの試験種の二次試験が他の試験種の試験日と被る可能性があります。

延期後の二次試験以降の日程については、発表がなされていないため、公表され次第、アップされせていただきます。

余裕があれば、併願した方がいい!

筆記試験の学習に余裕があるのであれば、出来るだけ併願することをお勧めします。

前に受験した試験種の問題がその次の試験種でも出題されらといったように、いくつかの試験種で試験問題が被ることがあります。

試験問題が被れば儲けものです。

特に出題数の多い、憲法や民法、行政法、ミクロ経済やマクロ経済、財政学あたりは、その傾向にあります。

出題範囲が広いといえる時事問題も意外と他の試験種と問題が被っていることがあります。

国家総合職から地方上級あたりまですべての試験種で併願をすれば、何問か試験問題が被ってきます。

そのため、後半戦である地方上級では、他の試験種で出題された見覚えのある問題がいくつかあることでしょう。

また、志望度の低い試験種は、受験しないのではなく、受験してみることで本命の試験種のための模擬試験にもなります。

毎週日曜日に模擬試験を受け、本番に向け対策を重ねていくイメージです。

【参考】私の併願先

参考に私が実際に併願した試験種をご紹介します。皆さんの併願先の選定の参考にしていただければ幸いです。

試験日の早い順に並べていきます。

・国家公務員総合職

・裁判所職員(一般職)

・国家公務員専門職 (国税) 

・国家公務員一般職

・地方上級A日程 

・B日程市役所

以上、6つの試験種を受験しました。

私の友人の中には、これにプラスして国立大学法人とC日程市役所の合計8つを併願している子もいました。

以下の記事でもご紹介していますので、併せてご覧ください。

www.roshinante.work

無理しない程度に併願することをおすすめします。

最低でも3つ以上は併願してみてもよいかもしれません。

併願を多数行うメリットの一つは、保険がたくさんできることです。

ある試験種の出来が悪かった場合、他の試験種を受験しているかどうかで心の持ちようが大きく異なります。

併願先が多数あることで、「他で頑張ろう」という精神安定剤になります。

また、試験日程が進み、国家一般職や地方上級A日程まで来ると、先に行った国家総合職や裁判所、国家専門職と試験問題が酷似しているケースがいくつも見受けられました。

最初の国家総合職は、合格する可能性は低いだろうと考えていたため、①本番の試験の雰囲気を感じることと②試験問題を手に入れるための2つの理由で受験しました。

無理しない程度に併願することをお勧めします。

一次試験で他の試験種と試験日程が重複がないことから、採用側もある程度併願を見越して試験日程を設定しています。

採用に携わる職員も含め、今公務員として働いている大多数が併願していたわけですから。

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