【合格体験談】集団討論の対策方法

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今回は、公務員試験の集団討論についてご紹介していきます。集団討論は、国家系では、あまり実施されませんが(国家一般職や国家専門職、裁判所一般職等)、地方自治体の多くでは実施されます。

集団討論は決して難しい試験ではありません。たった一つのことを心がければ良いのです。

その答えは記事の最後にご紹介しますので、すべて読むのが煩わしいという方は、ページの最後をご覧下さい。

まずは私の集団討論の結果についてご紹介いたします。

私の集団討論試験の結果

・県庁 2次試験(集団討論) 合格

・B日程市役所(1次試験) 合格

私の公務員試験における集団討論試験の合格実績は、県庁とB日程市役所の2回です。

その当時の体験をもとに集団討論の対策法と合格の秘訣をご紹介していきたいと思います。

 

 

集団討論開始の手順

①試験室に入室します

②受験番号と氏名を一人ずつ述べます(人数は6~8人程度)

③受験者は、お互いを実名ではなく「A」「B」のような仮名で呼び合うよう指示を受けます

④討論のお題が発表されます

⑤最初の5分程度で各自自分の考えをまとめる時間を設けられます

⑥試験時間を告げられます(概ね40分~60分程度の自治体が多い)

⑦試験開始を告げられます

(⑧最初に1人ずつ意見を発表するように言われる自治体もあります。)

 

集団討論の評価項目

集団討論試験は、社会性、協調性、指導力、説得力、論理性等について評価します。

社会性 

(1)身だしなみ、立ち振る舞いは適切か

(2)専制的な発言はないか

協調性

(1)グループの仲間と協調できるか

(2)他社の意見をよく理解したうえで発言しているか

(3)他の受験者への配慮はできているか

指導力、説得力

(1)問題の解決に貢献しているか

(2)グループを引っ張ってまとめることができているか

(3)民主的、大局的な判断ができているか

論理性

(1) 適切な論点を提供していたか

(2)論理に飛躍や混乱がなく、一貫性があっか

(3)筋道の通った議論を展開しているか 

 

なぜこれらが評価項目なのか。その根拠は、各自治体の受験案内に記載されているからです。参考までに県庁の受験案内を3つご紹介します。

千葉県庁

「主として人柄・性向等についての集団討論による試験(評定項目:社会性、指導性、論理性等)」 千葉県人事委員会 令和元年度千葉県職員採用上級試験受験案内

 

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出典)千葉県人事委員会 令和元年度千葉県職員採用上級試験受験案内

https://www.pref.chiba.lg.jp/jinji/ninyou/saiyoushiken/documents/r1jyokyu-jyukenannai.pdf

 

埼玉県庁

「社会性、積極性、信頼性、達成力などについて、集団討論および個別面接(2回)による試験を行います。」 埼玉県人事員会 2019年度埼玉県職員採用上級試験等受験案内

 

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出典)埼玉県人事委員会 平成31年度 採用試験案内

https://www.pref.saitama.lg.jp/f1903/saiyou/documents/2019jkjyukenannai.pdf

 

岐阜県庁

「社会性、協調性、指導力、説得力等について集団討論による試験を行います。」 岐阜県人事員会 平成31年度 採用試験案内

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 出典)岐阜県人事委員会 平成31年度 採用試験案内

https://www.pref.gifu.lg.jp/kensei/jinji/saiyo-joho/13201/shiken-nittei.data/310419annai.pdf

 

 

集団討論のテーマ

(1)賛否型

  社会問題について是非を問う形式のテーマです。明らかに賛成、反対が明確な問題は出題されにくく、賛否両論ある問題が出題されるでしょう。

仮にグループのメンバー全員が賛成、反対どちらかに偏ってしまった場合は、議論が活発にならないため、進んで逆の立場に立つことを表明し、他のメンバー何人かも逆の立場になってもらえないかと提案してみましょう。

例えば「救急車を有料化することの是非について討論せよ」「小学生が携帯電話を持つことについて賛否をのべよ」といったテーマが賛否型に当たります。

(2)課題解決型

社会や自治体が抱える問題について考え、対策を問う形式のテーマです。最も出題頻度の高い形式ではないのでしょうか。

例えば「災害に対する住民の防災意識をたかめるためにはどうすればよいか」「高齢者を中心に「買い物難民」が増加している。この問題を解消するためにはどうすればよいか。」

(3)自由討論

 社会的問題、自治体が抱える問題について提示され、それについて是非や解決策について明示せよという指示はなく、自由に議論する形式のテーマです。

つまり、社会的問題の是非について話し合ってもよいですし、解決策を話し合ってもよいのです。受験者の裁量が大きい分難しいテーマかもしれません。

例えば「公務員の不祥事により公務員が処分されてましたが、公務に求められる倫理について、自由に話し合って下さい。」といったテーマがこの自由討論型に該当します。

 

高評価を得やすい役割

司会

議論の整理役として立ち振る舞うことで発言回数が増え、発言回数が少ない受験者に助け船を出しやすいポジションであるため、高評価が得やすいです。

 司会のコツは、議論がどこに向かおうとしているのか常に意識しながら進行をすることです。

ただし、司会役を名乗り出たにもかかわらず、議論の進行を円滑にできない場合、逆に点数を大きく落としてしまいます。

ハイリスクハイリターンの役といえます。

発表者

司会は苦手という方は、発表者を買って出ましょう。

発表という発言する機会が必ず与えられ、積極性も試験官から買われることでしょう。

 

避けた方がいい役割

書記

書記は、議論の内容を書くことに精一杯となり、発言する機会が少なくなってしまします。万が一初期になってしまった場合は、まとめ役として徹しましょう。

これまで発言のあった意見を読み返し整理を行うのです。

 

 

話し手のポイント

話す際に気を付けるべきポイントは以下になります。

●①結論②根拠(③具体的なエピソード)

結論+根拠の順で話しましょう。ときどき自分が体験した具体的なエピソードを盛り込んで話すと説得力が増し、試験官からの評価も高まります。

●全員の顔を見ながら話す

●明るい表情で話す

●適切な声を大きさでハキハキ話す

●自分の意見を押し通そうとぜず、メンバーの合意をとる

「~で行きたいと思います」ではなく「~でよろしいでしょうか」と必ず確認をとる。

●発言回数が少ない受験者に助け船を出す

 

聴き手のポイント

聴く際に気を付けるべきポイントは以下になります。

●話し手の顔を見る

●相槌を打つ

●笑顔で聴く

●質問ができるよう気になる点をチェックする

 

発言したくてもアイデアが出てこないときは?

散在した意見の整理をしてはどうかと提案し、整理を行うと良いでしょう。もつれた議論を解きほぐし、チームに貢献している姿勢があると評価されます。

ただし、あまりにもこのテクニックを乱発すると、議論の進行の妨げとなることにもつながりかねません。グループのメンバーから意見が全く出ていない状況にもかからわず、この発言をしてしまうと協調性に欠けます。

ある程度議論が進行し、意見各メンバーから出ている状態であるならば、このテクニックは効果的でしょう。

 

 

集団討論で大事なこと

集団討論で最も大切なことは、議論が活発で和気あいあいとした雰囲気で進められることです。

しかし決して難しいことではありません。たった一つのことを心がければ良いのです。

私もこの心がけをしたことで集団討論はすべて合格しました。

それはずばり、「グループのメンバー全員を合格させるように心がけること」です。

つまり良い奴が受かる。自分のことばかり考えないようにしましょう。試験官は集団の中でのあなたの姿を見ているのです。自分のことばかり考えて、集団の輪をかき乱すような人物を落とす試験なのです。受験者の発言内容についてはあまり気にしていません。