【国税専門官】本番の合格点数をシュミレーション「苦手な問題は捨てるべき?」

筆記対策
筆記対策 国税専門官

直前期に入り、学習が進むにつれ、未習の試験科目が徐々に減っていきます。超直前期になれば、試験で出題されるほぼすべての科目に手をつけている状態になってくるでしょう。

直前期において、ある程度の主要科目の学習が進行してきた頃、学習の合間にぜひ試していただきたい作業があります。

それは、本番で何点取ることができそうか科目シュミレートしてみることです。

本試験において科目ごとにそれぞれ何点中何点取ればいいのか、そしてトータルで何点取れれば合格できそうか、一度確認してみると今の自分の立ち位置が分かり、自分が力を入れるべきポイントが見えてきます。

私自身も、超直前期において教養科目で何点、専門科目で何点取れれば、合格できそうかシュミレーションしていました。

今回は、国税専門官を例に、合格シュミレーションをいくつかのパターン分けをして分析していきたいと思います。

国税専門官試験の一次試験のボーダーや安全圏について書いた記事も参考にシュミレーションしてみて下さい。

【必見】2018年度 国税専門官の一次試験ボーダー(合格最低点)と足切りを分析~目標点の目安に~
今回は、国税専門官の一次試験におけるボーダー(合格最低点)や足切りライン、最終合格の安全圏についてご紹介していきたいと思います。筆記対策をする上で目標点数の一つの目安にしてみて下さい。今回の記事を読んだ上で、自分の目標点数を設定し、その点数

基礎能力試験 シュミレーション(国税専門官)

基礎能力試験の合格安全圏は大体、7割以上でしょう。しかし、あくまで安全圏ですので、目標点数としての位置付けとします。

専門科目、面接試験や専門記述で平均以上の点数を取ることができれば、基礎能力試験で6割の点数でも合格できることは確かです。

目標は少々高めに設定しましょう。

今回は、私の本番の点数とともに、数的処理が苦手な方の場合、英文が苦手な方の場合の例も併せて掲載させていただきました。

下記はあくまで1つの目安ですので、何が何でもこの点数を取らなければ合格することができないということはありません。

本番の試験難易度によって当然変わってきますし、専門科目で点数を稼ごうと考えている方は、20点代前半に設定してみても良いかもしれません。

ただ忘れていただきたくないのは、目標とする点数を設定することが目的ですから、シュミレーションする際の点数は、高めに設定することです。

専門科目試験 シュミレーション(国税専門官)

専門科目は、教養科目と比較して、1問の点数が1.5倍と比重が大きくなっています。
そのため、専門科目で高得点を取ることができれば、グッと合格が近づきます。

教養科目で7割取れていれば、専門科目で6割取ることで安全圏に入るのではないかと考えています。

合計点数は、教養科目で6割でも専門科目で7割取れていれば、教養7割、専門6割よりも高くなり、さらに合格可能性が高まります。

私の本番の点数とあわせて、経済系が苦手なケース、法律系が苦手なケースの1つの例を参考に掲載させていただきました。

捨てるべき科目は捨てるべきか?

シュミレーションした上で、今後どの科目にどの程度、力を入れるべきか考えましょう。

数的処理が苦手でどうしても点数が伸びない方は、他の科目でカバーできるのであれば、数問は捨てる前提で最低限取っておきたい点数を分析しておくのも手です。

私は判断推理の点数が伸びず、試験直前まで苦手を克服しようとかなりの時間を費やしました。その割に本番では、2問しか正答できず、非効率な勉強だったと後悔しています。

判断推理に費やした時間のいくつかを別の暗記系科目に充てていれば、コストパフォーマンスが向上したように感じました。

直前期において、どうしても伸びない科目がある方は、他の科目とも相談して、捨てることができるのであれば、いさぎよく捨てるべきです。

ちなみに私は、国税の場合、英文の最低1問、判断推理の最低2問は、読まずに捨てると決めていました。なぜなら、時間が足りなくなるからです。

問題文を読まずにと言うと語弊がありますが、パッと見た瞬間これは解けそうにない、時間がかかりそうと感じた場合、その問題は捨てて次の問題に移りました。

公務員試験は、満点を取る必要はありません。

国税専門官の場合、一次試験は、6.5割取れれば受かります。3割しか取れない科目があったとしても他の科目で9割取り、合計点数で6.5割取れてしまえばいいのです。

また、教養科目が苦手でも専門科目で高得点が取れれば、問題はありません。

国税専門官試験は、専門科目の1問の点数が教養科目の一問の点数の1.5倍です。専門科目が得意なほど有利に働きます。

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